二段階革命論(にだんかいかくめいろん)とは、社会主義や共産主義の革命戦略の一つ。現状の社会体制からそのまま社会主義に移行する革命をおこなわず、その間に社会的発展段階を前進させる革命段階を経るという戦略を指す。通常は、まずは封建主義の側面を残す絶対王政や絶対君主制(あるいは外国による植民地主義)を打倒して近代的な資本主義体制とし、その次に社会主義革命を行う。
左翼運動、とくにマルクス主義的潮流のなかでは、次のような発展史観がある。封建制下では、封建領主階級や絶対君主が社会を支配し、それを打倒するために新興の階級であるブルジョアジー(資本家階級)が近代民主主義(ブルジョア民主主義)をかかげて階級闘争をおこない、国民国家を単位とする「民族」の成立とともに、封建領主階級や絶対君主を打倒して、自らの支配をうちたて、近代的資本主義国家を成立させる。資本主義的生産関係の確立とともに、社会の対立関係は資本家階級と労働者階級となり、成長してくる労働者階級は資本家階級と闘争し、その支配を打倒して資本主義的生産関係を変革する社会主義革命を遂行する。
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このため、社会の発展がいまだ封建的段階を完全に脱していないとされる場合、あるいは外国帝国主義に支配されていると規定される場合、近代民主主義の確立や民族独立が革命の課題となり、これは資本主義的生産関係に手をつけない、ブルジョア民主主義革命の課題であるとされる。